うつ徒然diary2

鬱になっていく過程をせきららに書きました。その後治療の為にもがきます。
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世界

カプセルホテルでは中々眠れなかった。環境が変わったのと、眼鏡なしで視える事に興奮していた。

もう眼鏡を気にせずに寝返りをうつ事ができる。時計の文字盤が見える。カレンダーの文字が見える。ああ、眼鏡の縁がない世界。

それにしても一泊スパなしで2600円は安い。布団もテレビも付いている。大阪は安いな。

翌朝検診に行き、視力を測ると左1.5、右1.5だった。両目だと2.0の Cも見える。17Fから見える大阪の街並みが一つ一つ鮮やかに見える。22年の眼鏡生活にサヨナラ。

自宅に3 :00着。両親に報告する。一週間後また検診だった。

一生にかかわる事だから安いかもしれない。

手術3

再び手術室へ。不安でしょうがない。手術台に寝そべる。そこで初めて気づいた。

(何だ、あれ ・・)

天井に「目玉の親父」の絵が貼ってあった。

(鬼太郎だ。懐かしいな。)

呑気に考えていたが、段々この状況がおかしくなってきた。シャレが効いている。

一気に緊張感が無くなった。レーザー照射も上手くいったらしく、

「終わりました。お疲れ様でした」

と先生に言われた。

その後はもう帰っていいと言われる。時間にして30分ぐらいか?お手軽である。

目を付けていたカプセルホテルにチェックインして、3種類の目薬を5分毎に点眼する。目のゴワゴワ感があるが、先に手術を終えた左目はよく見える気がする。

明日が楽しみだ。

手術2

「右目の気泡が多いな~。先に左目をしましょう。」

「?」

先生に言われるが、僕はどうする事もできない。左目に器具と目薬をさされてレーザー照射。無事終了。再び右目にトライする。

「まだ多いな~。左目は気泡が少なかったんですよね。」

「?!」

手術を一旦ストップして手術室を出た。休憩室の座椅子に寝かされる。医者が入ってきた。

「右目に気泡が多く入っていまして、たまにあるんですが、そうするとレーザーを照射する事ができないんです。15 ~30分休んでもらえれば自然と気泡は消えますからね」

「はぁ・・」

僕は目を閉じてひたすら待つ。身体が強張っている。汗がシャツにへばりつき、気持ち悪い。

大丈夫だよな ・・